WPF TextBoxのIsReadOnlyとIsEnabledの組み合わせについて
WPFに関するちょっとしたメモ、TextBoxを修正させたくない場合基本的にはIsReadOnlyプロパティにTrueを設定するかIsEnabledにFalseを設定すると思われる。
が、IsReadOnly=False、IsEnabled=Trueの場合に限って、少し困ったことになる場合がある。それは、確かにキーボードによる文字入力自体は出来なくなるのだけど、既にテキストが入っている状態だと右クリックによるテキストの変換が動いてしまうということ。
TextBoxをカスタマイズして数字入力コントロールを作ったりした時、この仕様を理解していないとコードビハインドの制約をすり抜けて数字が漢数字に変換されてしまったりする。なので、TextBoxにIsEnabled=Falseと指定するのであれば、合わせてIsReadOnly=Trueを設定するようにしたい。
他にもコンテキストメニュー自体を無効化したり、入れ替えたりとやり方は色々あるのだけど、とにかくこういう動きが「仕様」ってことを抑えて置かないと意図しない文字が設定されることがあるので注意が必要だ。
ソースの記事自体はどこで見たか忘れたしまったのだけど確かMSDNでもこれに関して説明があってIsEnabled=Falseにするなら一緒にIsReadOnly=Trueにしましょう、という旨の解説がされていたと思う。
直感的にはIsEnabled=Falseであればコードで直接Textプロパティを操作する以外、テキストが変更されるようなことはないと思うが、これは「仕様」らしい・・・